• No : 760
  • 公開日時 : 2017/11/20 11:37
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オプション価格は、原資産の価格(現状レート)、原資産の価格(現状レート)変動率、権利行使期限までの時間、金利のいずれの影響を受けて変動します。

回答

オプション価格は、オプションを行使した時の利益である本質的価値と、行使するまでの時間的価値の和で決まります。まず、オプションの価値は、原資産の時価とオプションを行使する価格の差から生まれます。これを本質的価値(または本源的価値)と呼び、オプションの価格は、この2つの価格の差がベースとなります。そして、オプションの価格は、オプションを行使するまでの時間の影響を受けます。これを時間価値と呼び、行使までの期間に原資産の価格がどれだけ変動するか(ボラティリティ)、時間価値の基準となる短期金利、等に影響されます。 これらの要因と、オプション価格の関係は以下の通りです。 ・原資産価格が上がればコール価格は上昇、プット価格は下落 ・オプション行使価格が上がれば、プット、コールともオプション価格は上昇 ・行使期間が長くなればプット、コールともオプション価格は上昇 ・ボラティリティが大きくなればプット、コールともオプション価格は上昇 ・金利が上がれば、プット価格は下落、コール価格は上昇