• No : 740
  • 公開日時 : 2017/11/20 11:37
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オプションの買い手は、権利行使をしなくても、オプションの売り手にオプション料(購入金額)を支払わなければなりません。

回答

(1)オプションの買い手 「買い手は損失が限定できる」というものがあります。「先物の買い」と違い「オプションの買い」は損失が最初に支払った金額に限定されます。また、買い手には証拠金が発生しません。従って、対象物の価格が予想に反して動いても追加での費用が発生しないため、資金を計画的に運用することができます。 例えば、「10,000円で買える権利」を300円で買います。対象物の価格が8,000円になってオプションの権利を使うメリットがない場合には、買い手は権利を放棄することができます。この場合、買い手の損失は最初に支払った300円に限定されます。 (2)オプションの売り手 売り手はリスクが高い反面、プレミアム収入により運用資金の利回りを高めることができます。売り手は受け取ったプレミアムを証拠金に充当したり、再度、運用資金として利用することができます。また、対象物の価格が動かない場合にも利益を追求することができます。